喜茂別の協力隊のなり方
募集を待たずに、やりたいことを話してください
喜茂別では、決まった時期に募集を出して人を待つことは基本的にしていません。 移住相談のなかで出会った人の「こんなことをやってみたい」を聞き、町の課題と重なるところを探しながら、その人に合わせたミッションを町と一緒に設計します。 まだ考えがまとまっていなくても大丈夫です。町の様子や先輩隊員の話を聞きに来るところから始めてください。
LINE でやりたいことを伝える喜茂別の協力隊のあゆみ
札幌とニセコの間にあり、多くの人が「通り過ぎる」町。喜茂別は2010年から、この町を面白くしたいという人を協力隊として迎えてきました。
2010〜2012年
第1期 10名 集落に住み、暮らしを支える
全国から82件の応募があり、10名が着任。町内5地区に2名ずつ住み、高齢者の見守りや送迎、除雪、農作業の手伝い、神社祭などの行事を担った。任期のあと10名中8名が町に残り、町議会議員、新聞店の承継、コンビニの移動販売の事業責任者、観光協会や福祉施設の職員、ラーメン店や整体院の開業など、それぞれの道へ進んだ。
2012〜2014年
第2期 3名 福祉の専門職として
介護福祉の資格を持つ3名が、町の地域包括支援センターに加わった。介護予防教室や病院への送迎、高齢者との地域清掃や交流の場づくり、夏まつりなどの行事を支えた。任期のあと、町の役場職員になった人もいる。
2017〜2019年
第3期 1名
東京から移住した隊員が、町の PR と商業の活性化を担当。任期を終えた2019年に、町内でコーヒースタンド〈tigris〉を開く。
2019〜2020年
第4期 2名
家族で移住した2名が着任。1年で、任期の途中に退任した。
2021年〜
隊員が考える「提案型」へ
木製バットづくり、町の食の継承、登山道の整備、町の歴史のアーカイブや社会教育など、隊員の想いと町の課題が重なるところで活動が広がる。任期のあとは、受け継いだ味の店を町で営む人、町の食材を使ったクレープのキッチンカーでゲストハウス開業の資金を貯める人、社会教育主事の資格を取って町に残る人がいる。
2023年〜
やりたいことと町の課題を重ねて
移住相談で出会った人のやりたいことに合わせてミッションを設計し、ふるさと納税の返礼品づくり、空き家、エゾシカなどの有害鳥獣対策などに取り組む隊員を迎えている。観光協会での発信とキャンプ場づくりのように、町の側からテーマを出して迎えた隊員もいる。任期中に町内でラーメン店を開いた隊員もいれば、任期を終えて町を離れたあとも、町外から行事を手伝い続ける人もいる。2026年は7名が活動中。
これまでのミッション
町が公開してきた募集要項のテーマです。多くは、相談に来た人のやりたいことと町の課題を重ねて決めてきました。観光協会での発信のように、町の側からテーマを出して募集したものもあります。これから来る人のミッションが、このどれかに近いとは限りません。
| 時期 | テーマ |
|---|---|
| 2019年度採用 | 空き店舗を活かした飲食業などの開業/まちづくりと産業振興 |
| 2022年度 | 町から仕事を決めず、応募者の想いと町の課題の接点で活動を考える提案型 |
| 2023年度 | 隊員自身が地域おこしの事業を提案する、自由提案型 |
| 2024年度 | 空き家に関する仕事をしながら定住をめざす(宅地建物取引士の資格が要件) |
| 2024年度 | 有害鳥獣対策(狩猟免許が必要) |
| 2025年度 | 空き家対策と、公共施設の活用の検討 |
| 2025年度 | 観光協会に所属し、町の魅力を掘り起こして発信する |
| 2026年度 | 特産品の開発やイベントへの参加を通じて、任期後の町内での起業をめざす |
任期を終えた先輩たち
移住相談窓口を担う OB
東京から家族で移住/任期後は移住コーディネーター
町の PR と商店街の活性化を担当。活動しながらコーヒースタンド〈COFFEE & SHARESPACE tigris〉を開き、任期を終えた今は、町の移住相談窓口を担当しています。
移住ストーリーを読む整体師をしながら町議会議員
札幌から移住/前職は整体師
第1期の協力隊として、地域の人たちの困りごとを解決することをミッションに活動しました。任期のあとに町で整体院を開き、今は町議会議員としても活動しています。
食の継承に取り組んだ OB
関西圏から単身で移住
町に根づく食や味を絶やさないよう、商工会と連携して受け継ぐ活動をしてきました。町のチャレンジショップで開いたお店を、任期を終えた今も町で営んでいます。
移住者の声を読む登山道を切り開いた OB
関東圏から単身で移住
20年間廃道だった尻別岳の登山道を、地域の有志と整備しました。今はキッチンカーでクレープを売りながら、登山道の整備を続けています。
移住者の声を読む
- 第1期は、10名中8名が任期のあとも町に残りました(2012年4月の広報きもべつより)
- 任期のあとの仕事は、店の開業(ラーメン店・整体院・カフェ)だけではありません。新聞店の承継、移動販売の事業責任者、観光協会・福祉施設・役場の職員、町議会議員など、町のなかでそれぞれの役割を担っています
- 元隊員が、町の移住相談窓口を担当しています
条件の目安(前回の募集)
2026年度(令和8年度 その1)の募集要項の内容です。条件は募集ごとに変わるので、応募のときは必ずその回の募集要項を確かめてください。
- 契約のかたち
- 委託型(町と業務委託契約を結ぶ。雇用ではない)
- 任期
- 最長3年(年度ごとに契約)
- 月額
- 最大346,500円(税込)基本の委託料265,000円に、住居・車・パソコンの補助を含む
- 活動時間
- 平日8:45〜17:30が基本土日祝・時間外の対応は、活動のなかで調整
- おもな応募資格
- 三大都市圏・地方都市部に住んでいて、喜茂別に住民票を移せる方任期後に町に定住する意思があること、普通自動車免許など
- 選考
- 書類選考 → 面接
協力隊になるまでの流れ
- 1
移住相談で話す
LINE やオンライン、町内のカフェで、やりたいことや暮らしのイメージを聞かせてください。元隊員の移住コーディネーターがお相手します。 - 2
町に来て、人に会う
実際に町を歩き、関わりそうな町の人や先輩隊員と話しながら、やりたいことと町の課題が重なるところを探します。 - 3
ミッションを一緒に設計する
話してきた内容をもとに、町と一緒に協力隊としてのミッションを形にします。 - 4
募集要項の公開・書類を送る
ミッションが固まったら、町がホームページで募集要項を公開します。書類を締切までに町へ郵送します。 - 5
面接
書類選考のあと、面接があります。結果はそれぞれ1週間ほどで届きます。 - 6
着任・移住
住民票を喜茂別に移して、活動が始まります。住まい探しも相談窓口がお手伝いします。